閑話休題 行政書士になって良かったこと
今回は少し趣向を変えて、行政書士として約10年仕事をしてきた感想を書いてみたいと思います。
行政書士になった当初は、具体的にどのような仕事をするのか、よく分かっていませんでした。そこで、まずは研修会に参加して知識を身につけることから始めました。
しかし、知識を身につけたからといって、すぐに仕事ができるわけではありません。
知り合いから仕事をいただいたこともありましたが、結果は散々でした。先輩行政書士から教わることもありましたが、本格的に実務経験を積むようになったのは、使用人行政書士として働き始めてからです。
お客様との日程調整やクレーム対応、役所からの指導など、自分では判断できないことも多く、その都度、所長に相談しながら一つずつ仕事を覚えていきました。
その後、独立して自分の事務所を構えるようになりました。
独立した現在も、新規顧客の獲得には苦労しています。行政書士の仕事は労働集約的な面が強く、決して楽に稼げる仕事ではありません。
それでも、独立して良かったと思うことがあります。
それは、自分で仕事の時間を調整できることです。両親が倒れたときにも、仕事を調整して病院に付き添うことができました。
そして何より、行政書士になったことで、社会とのつながりが生まれました。
学生時代の同級生たちと再び連絡を取り合い、たまに会えるようにもなりました。また、現在では自分で得た収入によって、生活の大部分を賄えるようになりました。
もし行政書士になったばかりの自分にアドバイスするとしたら、「行政書士はやめたほうがいいよ」と言うかもしれません。
それほど苦労も多い仕事です。
しかし、今振り返って行政書士になって良かったかと聞かれれば、私は「良かった」と答えます。
いろいろな事情を考えたうえでの結論ですが、行政書士という仕事を通じて、自分なりに社会の中で生きていくことができるようになったからです。
これからも苦労はあると思いますが、一つずつ仕事に向き合っていきたいと思います。
