廃棄物の行方
こんにちは、笠間市の行政書士ひえたです。
私は以前、不法投棄の現場に立ち会ったことがあります。
山林の奥深くに廃プラスチックやがれき類、木製チップ等が山積みにされていました。
なぜ、不法投棄が発生するのか?
それは、廃棄物が委託料と共に引き渡されるからです。
収集運搬業者は引き渡された廃棄物を処分場へ持って行き処分料を払って処分しなくてはいけません。
しかし、不法投棄をすると処分料を払うことなく廃棄物を違法に処分でき、しかも委託料がそのまま手元に残るという仕組みです。
当然、不法投棄は違法であり許されるものではありません。
不法投棄された廃棄物を撤去するには多額の費用がかかります。
それを行政代執行で行うと当然その費用は税金から負担することになります。
急な例えで恐縮ですが、子供のお菓子についてきたシールだけもらってお菓子は捨ててしまう。
そんなことを不法投棄について考えたことがあります。
不法投棄は周辺の住民にとっても悪臭がしたりととても迷惑です。
県や市町村の担当者も多忙になります。
廃棄物の行方はしっかりと処分場で処分されたことを確認する。それが排出事業者の義務とされています。